健康寿命と歯の関係|予防歯科で寿命を延ばそう

大垣市にある歯医者【早野歯科医院】です。今回は健康寿命と歯の関係についてご紹介します。

「健康寿命」という言葉を聞いたことがありますか？

「健康寿命」とは、身体的、精神的に自立し、健康な状態で日常生活を送ることができる期間を言います。日本は高齢化社会を迎えており、平均寿命が長くなることで、健康でない状態で生活する期間も増えています。
男性の場合、不健康な期間は平均約9年、女性では約12年と報告されています。平均寿命と健康寿命には差があり、日常生活で支障をきたす期間を意味します。
多くの人は長生きしたいと思っていますが、長生きが必ずしも健康を保証するわけではありません。高齢期には、介護が必要な状態や健康問題に直面することがあります。ただ長く生きるだけではなく、健康寿命を伸ばし、できるだけ不健康な期間を短くすることが望ましいです。そのためには、若いうちから健康寿命を伸ばす努力が重要となります。

よく噛むことで健康寿命を延ばす

最近の研究では、歯の健康が全身の健康状態に大きく影響していることが分かっています。特に、歯がなくり噛む機能が低下することは、介護が必要となる病気の発症リスクを増加させる原因の一つです。
歯を失うことで、認知症、脳卒中、心疾患、転倒、糖尿病、肥満などのリスクが高まり、これらは介護が必要な状態へとなってしまいます。
介護が必要な状態を避け、健康寿命を伸ばすためには、歯を健康に保ち、しっかりと噛むことが重要です。痛くなってから歯医者に行くのではなく、定期的な歯科検診を受け、虫歯や歯周病の予防を行うことが重要です。

健康寿命を延ばすためには日々の口腔ケアが重要！

定期的な歯科健診

歯科健診は、口腔内の健康状態を確認し、予防的な治療や早期治療を行うために非常に重要です。歯科健診により、虫歯や歯周病などの口腔内の疾患を早期に発見することができます。早期発見により、治療が簡単になり、治療の費用も抑えられます。
また、歯科医師や歯科衛生士が専用の器具を使って、歯の表面についた歯垢や歯石を丁寧に歯をクリーニングすることで虫歯を引き起こす菌の繁殖を防ぎます。もちろん、歯科医院で行うクリーニング以外にも、ご自宅で行う口腔ケアも重要です。歯科医院で清掃しているからと言って、歯磨きを放置しないようにしましょう。

ブラッシング

歯のケアで最も一般的なケアグッズは歯ブラシですが、歯ブラシだけで口内を完全に清潔に保つことは難しいです。実際に、歯ブラシだけでのブラッシングでは、約60%の範囲しか磨けないと言われています。特に、歯ブラシの毛が届きにくい箇所、例えば歯と歯の隙間、歯肉との境界、奥歯の凹凸部分などは、食べ物の残りやすい場所であり、これらをしっかりとケアする必要があります。
歯ブラシ以外の口内ケアグッズとして、デンタルフロスや歯間ブラシがよいでしょう。デンタルフロスには、糸だけのもの、持ち手付きのもの、弓形やY字型のものなど、様々な形状がありますので、自分に合ったものを選ぶことが大切です。
歯間ブラシにも様々なサイズや毛質があり、自分の歯間の幅に合ったものを選ぶと効果的です。また、通常の歯ブラシよりも小さなブラシヘッドを持つスポットブラシもあり、これは特に奥歯や歯間の細かい部分を掃除するのに適しています。歯ブラシとこれらのグッズを上手に併用することで、より効果的な口内ケアが可能になります。

大垣市の予防歯科なら早野歯科医院へ

今回は健康寿命と歯の関係についてご紹介しました。皆さんも、ご自宅のケアに加えて、定期的な歯科健診やプロフェッショナルケアを受けることで、口腔内の健康を維持し、健康寿命を延ばしましょう。大垣市で予防歯科の受診をお考えの方は早野歯科医院までお気軽にご相談ください。

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