大切な歯の神経

みなさま、こんにちは。
大垣市の歯医者　早野歯科医院　歯科助手の尾関です。

みなさんは、歯の神経の大切な役割を知っていますか？
虫歯になると、痛みを感じるのは「神経」があるからです。
痛いからと言って、やみくもに神経を取っていいわけではないので、当院では「神経だけは」残せるよう、できる限りの努力をしています！

そこで、今回は神経の大切な役割について3つご紹介したいと思います。

まず、1つ目は「栄養補給」です。
神経は痛みを伝えるだけでなく、歯に栄養や酸素を運んでいます。
神経がなくなってしまえば、栄養が行きわたらなくなってしまうのため、歯はもろくなってしまいます。
もろくなってしまう分、硬いものを噛んだ時に歯が折れたり、割れたりすることもあります。

2つ目に「虫歯であることを教えてくれる」役割です。
冷たいものや熱いものがしみたとき、「もしかして虫歯かも」と気づくことがあります。
ですが、神経がないと痛みを感じなくなってしまうので、虫歯に気付きにくくなります。
神経がないから虫歯にならないのでは？と勘違いをされることが多いのですが、虫歯にならないわけではないので、虫歯に気付きにくい分、気づいた時にはかなり進行していて、抜歯せざるを得ないことも・・・

3つ目は「虫歯から歯を守る」です。
神経はただ痛みを感じとるだけでなく、虫歯から歯を守ってくれる大切な役割を持っています。
それを「防御反応」と言います。
神経は虫歯が一定のところまで進行すると、それ以上進行しないように壁を作ってくれます。
それによって虫歯の進行や痛みを和らげてくれます。
ですから必要以上に神経を取ってしまうと、痛みを感じないだけでなく、守る力もなくなってしまい、大切な神経の役割も失ってしまうので、進行も早くなります。

歯の神経の大切さをわかっていただけましたか？
神経は目に見えないですが、色々な形で私たちの歯を守ってくれています。
虫歯の進行を抑えるためにも、歯科医院での定期健診をしっかり行っていきましょう！