医療費控除

みなさま、こんにちは。
大垣市の歯医者　早野歯科医院　歯科助手の西川です。
花粉が飛び、春が近づいているのを感じます。
暖かい日もあれば、風が冷たい日もあり、三寒四温とはこのことだなと実感しています。
しかし、おでんや鍋など、冬ならではの食事は身体が温まり、家族のだんらんにはもってこいですね。

さて、みなさんは「医療費控除」という言葉を聞いたことありますか？
これは自分自身や家族のために支払った1年間（その年の1年　1/1～12/31）の医療費の総額が１０万円を超えた場合、確定申告をしれば所得控除（税金の還付）を受けることができる制度です。
もちろん、歯科医院での支払いも対象になりますよ。

歯科で対象になるのは
１）歯科医師に支払った診察費または治療費
２）治療療養のために必要な医薬品の購入費

（歯科医院）医療費控除が使える場合
〇不正咬合の歯列矯正　〇インプラント治療
〇エムドゲインや骨移植などの保険外治療
〇歯周病予防のクリーニング
〇クラウンや義歯など
〇公共交通機関（タクシーを含む）を利用して通院した時の交通費

医療費控除の対象とならない場合
×審美を目的としたホワイトニングや歯列矯正
×歯周病治療のための電動歯ブラシや口腔洗浄器の購入費
×自家用車で通院したときのガソリン代や駐車場代

手続きができる時期は
その年1年（1/1～12/31）分を翌年2/16～3/15に確定申告します。
※令和2年の確定申告は4月16日まで延長されました。

必要な物は
〇支払いを証明するもの（領収書原本）※ご家族のも一緒にOKです。
〇交通費は、氏名・理由・日付・利用交通機関をメモします。

今まで知らなかった！なんて方がいらっしゃっても、5年以内であればさかのぼって手続きができます。

医療費控除の計算方法
[その年中に支払った医療費]-[保険金などで補填される金額]＝[A]
[A]ー[10万円または所得金額の５％、どちらか少ない金額]＝医療費控除額