お久しぶりです!!
口腔外科担当の赤井です。
本日の早野歯科医院は患者様方の日々の努力のおかげで僕は仕事がありませんので骨粗しょう症と抜歯について書かせて頂こうかと思います。
骨粗しょう症とはホルモンバランスの変化などが原因の骨折が起こりやすくなる疾患です。
そのため治療法としてはカルシウム製剤や腸での再吸収促進を目的としたビタミンD製剤投薬となりますが骨粗しょう症治療薬の一つであるビスホスホネート製剤(以下BP)という薬剤があるのですがこの薬剤は破骨細胞という細胞に働きかけて骨の吸収を阻害してしまいます。
骨粗しょう症の治療という意味ではとても有効な効果を発揮しますがその一方で抜歯を行うとなると少し問題が起こってきます。
なぜなら歯を抜いた後抜歯窩は血餅(かさぶた)で満たされ、その後一週間程度で肉芽組織に置換されます。
そこからさらに三週間程度経過するとコラーゲン繊維に置換されそこにリンとカルシウムが沈着すれば骨組織となります。
そして骨という組織は破壊と吸収を繰り返すことでバランスを保っていますがBPを内服するとそのバランスが崩れ、正常な回復過程をたどらず、新たな血管組織も作られないので顎骨が壊死してしまいます(BRONJ)。
なのでそれを予防するために骨組織の作り変えを待ちます。
一般的に骨の作り変えは三か月といわれているため、そのためにBP製剤を内服している方には三か月の休薬をお願いします。
しかしながら血液に乗ってまた骨に沈着する可能性もあるので絶対安心という訳ではありません。
ん~~~~・・歯を抜くのって難しいですね。
色んな患者様がいらっしゃいますがリスク等の確認の必要さを感じながら精進していく所存であります。
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早野歯科医院
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