セレック治療について

みなさま、こんにちは。
大垣市の歯医者 早野歯科医院 院長の早野です。

3月18日(日) 福岡市で開催されたセレック治療に関するセミナーに参加しました。
「オールセラミック修復の患者様への説明とアシスタントワーク」と題されたスタッフ向けのセミナーでした。
当院からは私と歯科衛生士の田中、歯科助手の山田が参加しました。

 

講師を務められたのは風間龍之輔先生です。
風間先生はセレック治療の日本における第一人者です。
そもそもセレックシステムはスイスのチューリッヒ大学のメルマン教授が開発したもので1980年代後半に発売されており、既に30年の歴史があります。
風間先生はチューリッヒ大学の客員教授でもあり、メルマン教授の弟子のような方です。
実は私も5年前に風間先生の企画でチューリッヒ大学に行って研修を受けております。

 

 

 

セレックシステムについては当院のホームページ内でもご覧になれますが、簡単に言えば「ムシ歯を削った後、光学カメラで歯の形を読み込み、コンピューターで設計し、セラミックのブロックをその場で機械が削って作り、すぐに歯にセットしてしまうシステムです。」

1回で治療が終わる、というのも売りなのですが、実は長持ちする、というのが最大のメリットです。
何でなのか説明します。
通常、歯の治療においてムシ歯を削った後、その場でプラスチックを詰めて終わる治療があります。
ムシ歯が小さい場合はいいのですが、大きい場合は型採りして後日にはめ込む治療になります。
そうすると、はめ込むものができるまでの間、仮の詰め物をして過ごすことになります。
仮の詰め物はセットする日に簡単に取れるものでなくてはなりませんので若干ルーズなものなのです。
ということは仮の詰め物の中に唾液が入り込んでくるので、その結果削った歯の表面に唾液の中の細菌(ムシ歯菌、バイ菌ですね)が歯に入り込みます。
それが即ムシ歯を引き起こすことはありませんが、細菌で汚染された歯の面は削った直後の歯の面に比べ接着力が少し落ちます。
そこで推奨されるのが削ったその場でセットすることなのです。
しかもセレックで使用するセラミックは歯に非常に性質が似ております。
これも長持ちする理由です。
硬さ、磨耗性、熱膨張率が天然の歯に近いということです。
お口の中は熱いものや冷たいものが出入りします。
温度差でいうと5℃〜60℃になります。
それに従って歯や詰め物も膨張収縮します。
金属の熱膨張率が高いというのは皆様ご存知かと思います。
歯も膨張収縮しますが金属に比べると小さいものです。
熱膨張率が違うものを接着していれば長年の間に噛む力の影響も受けて接着剤が壊れる危険性が高くなります。
結果、そこに唾液が入り込み、ムシ歯ができてくることとなります。
セレックで使用するセラミックは熱膨張率が歯に近いため、そういった危険がありません。
このようにセレック治療は歯の寿命を伸ばす優れた治療です。

大垣市で唯一のセレックシステム導入医院として皆様にセレック治療をお勧めしております。

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早野歯科医院

 

〒503-0034 岐阜県大垣市荒尾町1813-25

 

電話番号:0584-91-2468 フリーダイヤル:0120-86-8148

WEBSITE:http://www.hayano-dental.com/

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診療時間:月曜~土曜 9:00~12:00 14:00~18:30

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