在宅歯科医療連携室事業スキルアップ研修会

こんにちは。岐阜県大垣市の歯医者　早野歯科医院の歯科衛生士　田中です。
暦の上では立春だ過ぎましたが、変わらずの厳しい寒さが続いています。

でも、梅のつぼみが少しずつふくらみ、もうすぐ春はやってきますね。

昨日、在宅歯科医療連携室事業　スキルアップ研修会に参加し、医療法人かがやき総合在宅医療クリニックの管理栄養士の安田和代先生のお話を拝聴しました。

安田先生は病院の患者給食とは異なる家庭ごとの食文化を大切にした在宅ならではの支援をされています。
病院の給食はバランスを考えた食事です。それは管理栄養士さんが考え、作られたものだからです。
でも、家では誰が作りますか？
家族の方が作りますが、家族の方でも色々ですよね。
お嫁さんであったり、奥様であったり、ご主人であり、息子さん。
性別も年齢も仕事があったり育児があったりと・・・。
そして、家族がいない一人暮らしで自分であったり。
そんな中でどうしたら美味しく食べられるか？
ちゃんと食事の用意ができるか不安になります。

また、食事の量も多すぎないか、どうして食べないのか、どうしたら食べてくれるだろうかと心配になります。
そんな不安・心配を安田先生はサポートすることが大切だと話していただけました。

そして、「ふつう」ということは？
「ふつう」って各家族によって違います。
できないことを言ってもできるはずがありません。
ふつうはこうです。できるはず・・・は無理が発生してしまいます。

このお宅で何ができるかを考える事！！とっても素晴らしい言葉でした。
これはダメ！！ですではなく、これならいいですヨ！！と伝える事、
ダメ！！と言われるよりこれならいいヨ！と言われると誰もが笑顔になれる。
そんなことを当たり前ですが気づかさせていただけました。

食を楽しみ、食を楽に支えることができる”食楽支援”を大切な言葉として日々患者さんに元気を届けられていることを知りました。
食を楽しむのは患者さんです。食を楽に支えるのはその家族です。

私は”健康”は”健口”とも考えています。
食べることが健康、健康寿命とも思います。

介助されている患者さん、これから年齢を重ねていく患者さんに食楽支援のお話を伝えることで食事を楽しんで元気を届けていきたいと思います。
人はみな、食べることが大好き！！なんですよね！