東京でセミナーを受けてきました

 おはようございます、院長の早野です。

１月１１日（土）１２日（日）の二日間、東京でセミナーを受けてきました。

歯科用CTを臨床でどのように活用しているか、というテーマで二日間で３２名の先生が発表されました。

CTでは顎の骨や歯の中を立体的に把握できるため、色々なことに利用できます。

一番利用されているのがインプラントの診断です。インプラントは骨の中にチタン製の人工の根を埋め込む治療法ですから、硬くてしっかりした骨の充分な量が必要になります。そのためCTによりどこにどんな方向で何ミリの太さのものを何ミリの深さまで埋め込めるか、という診断が必要になります。インプラントの他には、歯の根の治療、歯の中心にある神経や血管の通っている歯髄（しずい）という部分の処置の際に、根がどの方向に曲がっているとか、根の一部にヒビが入っていないかとかを、しっかり把握できることで治療の成績が上がります。

また顎関節症の方の状態を診断したり、歯周病の診断、口腔外科分野では埋まった歯を抜いたりするときにもCTは威力を発揮します。

意外なところでは、矯正治療の際にも活用されていることです。

二日間とも朝９時半から昼の食事中も話を聞き、午後５時半までしっかり勉強しました。色々バラエティーに富んだ話が聞け、充実した楽しいセミナーでもありました。